生成AIを活用した検索サービスを提供するPerplexity(パープレキシティ)は、最新モデル「GPT-5.2」の提供を開始しました。Perplexity ProおよびMaxプランの加入者であれば誰でも利用できるようになり、ChatGPTを提供するOpenAIやGoogleなどとのAI検索・AIアシスタント競争が一段と激しくなりそうです。
GPT-5.2提供開始の概要
Perplexity Pro・Max加入者が対象に
Perplexityは公式発表で、最新モデル「GPT-5.2」がProおよびMaxサブスクリプション加入者向けに利用可能になったと明らかにしました。従来より高性能なモデルが一般ユーザーにも開かれたことで、より高度な検索、要約、文章生成、リサーチ支援などが期待されています。
なぜ「GPT-5.2」が注目されるのか
Perplexityは、従来モデルでもWeb検索と生成AIを組み合わせた「対話型検索」で存在感を高めてきました。今回のGPT-5.2は、その中核となるAIエンジンの最新バージョンとみられ、検索結果の精度向上や、長文の読解・要約能力、複雑な指示への対応力など、総合的な性能アップがユーザー体験を左右するポイントとなります。
GPT-5.2で期待されるユーザー体験の変化
検索から「調査パートナー」への進化
Perplexityの強みは、通常の検索エンジンのようにリンクを並べるだけでなく、複数ソースを横断して統合的な回答を提示する点にあります。高性能モデルであるGPT-5.2が搭載されることで、以下のような使い方において価値が高まると考えられます。
- 最新ニュースや論文をまたいだ「背景まとめ」や「要点整理」
- 専門分野の基礎から応用までを段階的に学ぶためのガイド作成
- ビジネス資料やレポートのドラフト作成と改善提案
- 旅行計画や購買検討など、複数条件を満たす最適案の提案
単なる検索ボックスではなく、「一緒に調べてくれるアシスタント」としての役割がより強まることが期待されています。
情報の信頼性とスピードの両立
Perplexityは、回答とともに参照元リンクを提示する設計を採用しており、「どこからその情報を取得したのか」が分かる点が評価されてきました。GPT-5.2では、こうした参照元の選定や要約プロセスがより洗練されることで、「速さ」と「信頼性」の両立がどこまで進むかが重要なポイントとなります。
AI検索競争とユーザーへの影響
OpenAIやGoogleとの競争が加速
生成AIを巡っては、OpenAIのChatGPT、GoogleのGemini、AnthropicのClaudeなどがしのぎを削っています。Perplexityは、検索体験に特化したプロダクトで存在感を増しており、今回のGPT-5.2提供開始は、こうした大手プレーヤーとの競争を一段と加速させる動きといえます。
ユーザーから見ると、複数の高性能AIを用途に応じて使い分ける “マルチAI時代” が本格化しており、「どのサービスが自分のワークフローに最もフィットするか」が選択基準になりつつあります。
日本のビジネス・個人利用へのインパクト
日本の利用者にとっても、海外発の最新AIモデルにいち早くアクセスできる環境は、情報収集や資料作成の効率を大きく変える可能性があります。特に英語情報の比重が高い分野では、PerplexityのようなAI検索ツールをフロントエンドに置くことで、「まず日本語で聞き、必要に応じて英語原文を参照する」というスタイルが定着しつつあります。
課題:有料プラン中心の提供と情報リテラシー
一方で、GPT-5.2は現時点でProおよびMaxプラン加入者向けとされており、最新性能をフルに享受するには有料契約が前提となります。また、どれほど高性能なモデルであっても、誤情報やバイアスのリスクはゼロにはなりません。AIの回答を鵜呑みにせず、参照元を確認し、自分で批判的に判断する「情報リテラシー」がますます重要になっていきます。
まとめ
PerplexityによるGPT-5.2の一般提供開始は、AI検索・生成AI市場の競争をさらに活性化させる動きです。ProおよびMaxプラン加入者は、より高度な検索・要約・文章生成体験を享受できる一方で、情報の出どころを確認しながらAIを賢く使いこなす姿勢も求められます。今後、他社サービスも含めたモデルアップデートが続く中で、ユーザーにとって「仕事や学習に最も役立つAI」はどれなのか、選択の軸がより明確になっていくと考えられます。



