AIスタートアップのAnthropic(アンスロピック)が、AI安全・セキュリティ分野の研究者やエンジニアを対象とした「Anthropic Fellows Program」の次期ラウンド(2026年5月開始分および7月開始分)の応募受付を開始しました。本プログラムでは4カ月間にわたり、実際の安全・セキュリティ関連プロジェクトに取り組むための資金、計算資源(コンピュート)、そして現場の研究者によるメンタリングが提供されます。
Anthropic Fellows Programとは
AI安全・セキュリティに特化した4カ月間のフェローシップ
Anthropic Fellows Programは、次世代のAI安全・セキュリティの担い手を育成することを目的とした短期集中型のフェローシップです。期間は4カ月で、参加者はAnthropicの研究チームとともに、実際の安全・セキュリティ課題に取り組みます。
資金提供・計算資源・メンタリングの三本柱
プログラム参加者には、生活や研究活動を支える資金提供に加え、大規模モデルの実験に欠かせない計算資源(コンピュート)が提供されます。さらに、Anthropicの研究者・エンジニアによる直接のメンタリングを通じて、研究の方向性や実装手法、結果の解釈などについて継続的なフィードバックが得られる点も特徴です。
2026年5月・7月開始ラウンドの募集概要
募集時期と参加期間
Anthropicは、2026年に開始する2つのラウンドについて応募を受け付けています。ひとつは2026年5月開始、もうひとつは同年7月開始で、いずれも4カ月間のプログラムとして実施されます。学位取得の有無にかかわらず、AI安全・セキュリティに強い関心を持ち、研究・開発に意欲のある人材が対象となります。
安全・セキュリティの「実務課題」に取り組める機会
Fellows Programでは、理論研究だけでなく、現実のAIシステムが直面する安全・セキュリティ問題に取り組む点が特徴です。例えば、モデルの挙動を分析し、問題ある出力を減らすための技術、悪用リスクを下げるためのガードレール設計、システム全体の堅牢性や監査手法の改善など、即戦力として求められるテーマに触れられる可能性があります。
参加するメリットとキャリアへのインパクト
最前線の研究環境でスキルを磨く
AnthropicはClaudeシリーズに代表される大規模言語モデルを開発しており、その安全性研究は業界から注目を集めています。Fellows Programに参加することで、こうした最前線の環境で実データと実システムを相手に研究・開発ができるため、機械学習、ソフトウェアエンジニアリング、セキュリティ、プロダクト思考など、幅広いスキルを実践的に鍛えることができます。
ネットワーク構築と将来のキャリアパス
期間中はAnthropicのメンバーや他のフェローと協働するため、AI安全コミュニティとの強いネットワークを築くきっかけにもなります。プログラム終了後は、アカデミアや企業研究所、スタートアップなど、AI安全・セキュリティ関連のキャリアを検討するうえで大きな実績となるでしょう。
どのような人に向いているか
詳細な応募条件は公式情報の更新を待つ必要がありますが、一般的には以下のようなバックグラウンドを持つ人にとって魅力的な機会となりえます。
- 機械学習や統計、コンピュータサイエンスの基礎を持ち、AI安全に関心がある人
- ソフトウェアエンジニアとしての実務経験を活かし、安全・セキュリティ分野にキャリアを広げたい人
- 既にAI安全や信頼性、セキュリティ関連の研究・開発を行っており、より大規模な環境で試してみたい人
一次情報・参考リンク
まとめ
Anthropic Fellows Programは、AI安全・セキュリティ分野でキャリアを築きたい人にとって、実務に直結した経験と最前線の知見を得られる貴重な機会です。2026年5月期と7月期の2ラウンドで募集が始まった今、関心のある読者は早めに一次情報をチェックし、自身の研究テーマやスキルがどのように活かせるかを検討してみてはいかがでしょうか。



