米Microsoftは、大学生を対象にAIアシスタント「Copilot」を12カ月間無料で提供するキャンペーンを開始した。対象はMicrosoft 365 Personalと組み合わせて利用する学生で、受付は11月30日（現地時間）までとしている。生成AIを学業にどう生かすかを試す好機だ。
キャンペーンの概要
今回の施策は、Microsoft 365 Personalと併用する大学生に対し、Copilotの機能を12カ月間無償で開放するもの。レポート作成や資料づくり、調査の下準備など、学業の生産性向上を狙う。
対象と期間
対象は大学生（College students）で、Microsoft 365 Personalの利用と組み合わせることが条件とされている。キャンペーンは11月30日（現地時間）まで。詳細な適用条件や対象地域、学籍の確認方法は公式の案内で確認する必要がある。
Copilotで何ができるか
Copilotは、自然言語で指示するだけで情報整理や文章生成を支援するAIアシスタント。Microsoft 365のアプリと連携し、日々の学びをスピードアップできる。
- Word：レポートの骨子作成、文章の推敲や要約
- Excel：データの要約、簡易な分析の支援
- PowerPoint：スライドのたたき台作成、構成提案
- Outlook：メール下書きの自動生成、要点抽出
- Edge/検索：調査の初期整理、参考情報のブレスト
学生にとってのメリット
無料期間を活用することで、AI学習の実践機会を確保しつつ、作業時間の圧縮やアウトプットの質向上を狙える。使いどころを見極めれば、学習の「初速」を高め、考えるべき本質的な部分に時間を割くことができる。
- 大量の資料から要点を抽出し、読み込み時間を短縮
- レポートや発表資料の第一稿を素早く作成
- 参考文献や調べ物の仮説立て・方向性出しに活用
- 語学課題の表現チェックや言い換え支援
申し込み・利用時の注意点
学生向けキャンペーンでは、学籍の確認や地域要件などが設けられるのが一般的だ。無償期間の終了後の扱いも含め、公式の条件を必ず確認しよう。
- 学籍確認（学生メールや在学証明など）が必要となる可能性
- 対象地域・対象プラン（Microsoft 365 Personal）を満たしているか
- 12カ月経過後の更新や料金の有無、解約手続きの方法
- レポート等での生成AI活用に関する学内ポリシーの遵守
- 引用・出典の明示やファクトチェックなどアカデミックな利用ルール
まとめ
Microsoftの学生向けキャンペーンは、生成AIを学習に取り入れる絶好の機会だ。11月30日までの期間内に条件を確認し、12カ月の無料枠で使い倒すことで、レポートや発表準備の効率化、情報整理の質向上が期待できる。まずは日々の課題の一部から試し、どこで最も効果が出るかを見極めよう。
