大手検索サービスが、最新AIモデル「Gemini 3.5」を搭載した新しいインテリジェント検索ボックスを世界同時に公開しました。テキストだけでなく、画像・ファイル・動画といった複数の情報を横断的に理解し、より文脈に沿った回答や提案が得られる「AI検索体験」へと進化しています。
新しいAI検索ボックスの概要
Gemini 3.5を中核とした高度な検索体験
今回の検索ボックスには、同社が提供する中でも最も先進的とされるAIモデル「Gemini 3.5」が採用されています。従来のキーワード検索にとどまらず、ユーザーの意図や文脈を深く理解し、複雑な質問にも分かりやすく整理された回答を提示できるのが特徴です。
エージェント的な「考えて動く」能力を搭載
Gemini 3.5には、指示を解釈し、必要な情報を探し、手順を組み立てて提案するといった「エージェント的な能力」が組み込まれています。これにより、単に答えを返すだけでなく、情報収集から整理、次のアクションの提案までを一連の流れとしてサポートすることが可能になります。
マルチモーダル対応で変わる検索スタイル
テキスト・画像・ファイル・動画を横断して質問できる
新しい検索ボックスは、テキスト入力だけでなく、画像、ドキュメントファイル、動画など、さまざまな形式の情報を組み合わせて問い合わせることができます。例えば、資料ファイルとスクリーンショット画像を一緒にアップロードし、「この内容を要約して、プレゼン資料向けにポイントを整理して」といった依頼も可能になります。
複数の情報源をもとにした一貫した推論
マルチモーダル対応により、検索は異なる形式の情報から共通点や関係性を見出し、一貫した回答を生成できるようになります。たとえば、「この動画の内容を要約し、添付したPDF資料との違いを教えて」といった質問にも、動画と文書の両方を参照したうえで比較結果を提示する、といった高度な使い方が期待されます。
統合されたAI検索体験:AI OverviewsとAI Mode
「AI Overviews」と「AI Mode」を一つの体験に統合
これまで別々の機能として提供されていた「AI Overviews」と「AI Mode」は、新しいAI検索ボックスの中で一体化されました。その結果、検索結果の要約表示から深掘りした対話型のやり取りまで、画面を切り替えることなくシームレスに行えるようになります。
フォローアップ質問で文脈を蓄積しながら検索
ユーザーは一度の検索で完結させる必要はなく、「もう少し専門的に」「初心者向けに言い換えて」「さっきの条件に予算を追加して」など、フォローアップ質問を重ねながら、徐々に欲しい情報に近づいていけます。AIは会話の流れと文脈を保持しているため、よりパーソナライズされた回答が返ってくることが期待されます。
個々のニーズに合わせたパーソナライズ
新しいAI検索体験では、「どの程度詳しく知りたいか」「どんな形式で答えが欲しいか」といった好みも、やり取りのなかで反映されやすくなります。たとえば、手順書を箇条書きで欲しい人、背景知識も含めて長めの解説を求める人など、ユーザーごとのスタイルに合わせた応答がしやすくなる設計です。
利用可能環境と今後の使い道
デスクトップとモバイルで世界同時展開
新しいAI検索ボックスは、デスクトップとモバイルの両方で、すでに世界中のユーザーに向けて展開されています。特別なアプリのインストールや設定を行わなくても、対応する検索サービスを利用していれば、順次この新しい体験にアクセスできるようになります。
日常利用からビジネスまで広がる活用シーン
レシピ探しや旅行計画といった日常の検索はもちろん、資料作成やリサーチなどビジネス用途でも、新しいAI検索ボックスは大きな力を発揮しそうです。複数の資料や画像をまとめて読み込ませ、要点整理や比較、要約を任せることで、情報収集と整理にかかる時間を大幅に短縮できる可能性があります。
まとめ
Gemini 3.5を搭載した新しいインテリジェント検索ボックスは、マルチモーダル対応とエージェント的な能力を組み合わせることで、検索体験を「調べる」から「相談し、共に考える」段階へと押し上げようとしています。今後、機能の追加や改善が進むにつれ、日常生活から仕事まで、私たちの情報収集と意思決定のスタイルはさらに大きく変化していくと考えられます。





