AIアシスタント「Claude」を開発するAnthropicは、ブラウザ拡張機能「Claude in Chrome」をすべての有料プラン利用者に提供開始しました。同時に、開発者向け機能「Claude Code」との連携も実装し、ブラウザ上での作業効率とコーディング体験の向上を狙います。
Claude in Chromeの概要
有料プラン利用者なら誰でも利用可能に
これまで限定的に提供されていた「Claude in Chrome」が、Anthropicのすべての有料プラン利用者に開放されました。サブスクを契約していれば、ブラウザ上からワンクリックでClaudeにアクセスでき、閲覧中のページ内容を踏まえた要約や翻訳、質問などを素早く行えます。
ブラウザ拡張でできる主なこと
Claude in Chromeを使うことで、日常のウェブ作業がAIによってサポートされます。特に、情報収集や文書作成、調査業務など、ブラウザを中心とした仕事との相性が良いのが特徴です。
- 閲覧ページの要約やポイント抽出
- 英語記事の日本語要約・翻訳、逆翻訳
- メール文面や資料ドラフトの作成支援
- リサーチの論点整理や比較表の作成
- テキストのリライトやトーン調整
Claude Codeとの連携強化
ブラウザから直接コーディング支援
Anthropicは今回、「Claude Code」との統合も同時に発表しました。これにより、Claude in Chromeからコード作成・リファクタリング・バグ調査などの開発タスクを、Claude Codeと連携して行えるようになります。GitHubやドキュメント、技術ブログを参照しながら、その場でAIにコードを提案させるといった使い方が想定されます。
開発ワークフローへの具体的なインパクト
Claude Codeとの連携によって、開発者はブラウザ上での調査とコード編集を行き来しながら、AIに以下のような相談がしやすくなります。
- エラーメッセージと関連ドキュメントを見せて原因の推定を依頼
- 公式リファレンスを読み込みながら、具体的な実装例のコード生成を依頼
- 既存コードの一部をコピーして、改善案やテストコードの自動生成を依頼
利用者にもたらされるメリット
情報処理と意思決定のスピードアップ
WebブラウジングとAIアシスタントの距離が縮まることで、「情報を読む」「理解する」「まとめる」という一連のプロセスを、これまでより短時間で行える可能性があります。ニュースやレポートの要点整理、競合調査の比較表作成など、知的労働の多くが効率化されることが期待されます。
学習・リサーチ・開発の一体化
特にエンジニアや研究者、学生にとっては、ブラウザを開いたままAIと対話しつつ学習や実験を進められる点が大きな魅力です。技術記事を読みながらサンプルコードを生成したり、論文を読みながら先行研究の整理を任せたりと、学習と実践がシームレスにつながる環境が整いつつあります。
まとめ
Anthropicが「Claude in Chrome」をすべての有料プラン利用者に開放し、同時にClaude Codeとの連携を実装したことで、ブラウザ中心の仕事や開発ワークフローにAIを深く組み込める環境が整ってきました。今後、どのような具体的な活用事例が現場から生まれてくるのか、動向に注目が集まりそうです。



