米マイクロソフトは、対話型AI「Microsoft Copilot」の新たな音声コンパニオン「Mico（ミコ）」を、英国とカナダのユーザー向けに提供開始しました。スマートフォンのCopilotアプリで音声モードを使うことで、「Mico」と自然な会話をしながら情報検索や日常のちょっとしたサポートを受けられるようになります。
Micoとは何か：新しい音声コンパニオンの概要
Copilotの「声」を担当する新キャラクター
「Mico」は、MicrosoftのAIアシスタント「Copilot」の音声モードでやりとりする際に登場する新しいコンパニオンキャラクターです。テキスト入力だけでなく、音声で話しかけて回答をもらえるスタイルを重視しており、「お気に入りの新しい相棒」として紹介されています。
英国とカナダで先行提供、スマホアプリから利用
今回発表されたのは、英国（U.K.）とカナダのユーザー向けの提供開始です。対象地域のユーザーは、スマートフォン向けのCopilotアプリをダウンロードし、音声モードを有効にすることで「Mico」との会話体験をすぐに始めることができます。投稿では「Download it today（今日ダウンロードして）」と呼びかけており、一般ユーザーでも手軽に試せることを強調しています。
Micoで広がる利用シーン
日常のちょっとした相談相手として
「Mico」は、Web検索や情報収集にとどまらず、日常のちょっとした疑問や相談にも音声で素早く応えてくれる存在として位置づけられています。手がふさがっている時でも声だけで質問できるため、料理中のレシピ確認やニュースチェック、スケジュールの確認など、生活のさまざまなシーンで活用が期待されます。
ハンズフリーでの情報検索や学習にも活用
音声モードに最適化されたコンパニオンとして、「Mico」はハンズフリーでの情報アクセスにも向いています。移動中に調べ物をしたり、英語のフレーズを学んだり、ニュースの要点だけを聞きたいときなど、画面をじっと見続けるのが難しいシチュエーションで特に便利です。今後、対応する言語や地域が拡大すれば、音声学習ツールとしてのニーズも高まりそうです。
今後の展望とユーザーへの影響
パーソナルAIコンパニオンの進化に向けた一歩
MicrosoftはCopilotを通じて、「パーソナルAIアシスタント」を日常に浸透させる戦略を進めています。「Mico」の登場は、その中でも特に音声体験を強化する取り組みといえます。ユーザーにとっては、スマホの中により親しみやすい「話し相手」が増えることで、AIを使うハードルが下がり、AI活用の幅が広がる可能性があります。
まとめ
Microsoftの新音声コンパニオン「Mico」は、Copilotアプリの音声モードを通じて、英国とカナダのユーザーに提供が始まりました。まずは限定地域での展開ですが、日常の会話感覚でAIを利用できる体験は、今後ほかの国や日本にも広がっていくことが期待されます。いち早く試したい場合は、対象地域でCopilotアプリをダウンロードし、音声モードで「Mico」との対話を楽しむことができます。
